任意売却の体験談:会社の事業縮小が決まり…

家族6人で住むために念願のマイホームを購入

10年前に3階建ての新築一戸建てを購入し、パート勤務の妻、中学生の子供1人、小学生の子供2人、母(父はすでに他界)と家族6人で同居。

ローンの返済額は月12万円でしたが妻もパートで働いていたため、余裕があるとは言えないながらも何とか毎月の返済をクリアしていました。

 

住宅ローンに困るようになったきっかけ

住宅ローンの返済に困るようになったのは転職がきっかけでした。会社の事業縮小が決まり、リストラの対象となってしまったのです。

住宅ローンがあるうえに年老いた母と子供3人、妻を養っていかなければならず、私はすぐに転職活動を始めました。

しかし、コロナにより景気情勢は悪化しており、前職での収入を上回る企業はなかなか見つかりません。ようやく内定をもらえたのは、地元の小さな会社でした。

働けるようになったのは不幸中の幸いでしたが、何しろ給料が以前と比べてかなり低くなってしまい、生活費を切り詰めても赤字になる月が多くなってきたのです。

 

住宅ローンの支払いに困るようになる

赤字になるたび貯金を取り崩すことが増えてしまい、このままだといずれ住宅ローンに困ってしまい、払えなくなってしまうのではないかと考えるようになりました。

そんな悩みを抱える中、日々の業務に忙殺されていましたが、ある日、体の不調を感じ病院に行くと冠動脈疾患の疑いがあるとの診断。無理な働き方はできないと、ドクターストップがかかってしまったのです。

いくら住宅ローンに入る際に団信に加入しているとはいえ、私にはまだ義務教育中の幼い子供たちがいます。また、無理を重ねて体を壊し入院ということになったら再びリストラされかねません。

そのような悶々とした日々が続く中、いよいよ貯金の残高が危険水域を切り、ボーナス払いの時期も迫ってきたため、私は妻と住宅ローンをこの先どうするかについて話し合うことになりました。

 

競売を避けて任意売却を選択

とりあえず住宅ローンの支払いをなくすために、私たちはいくつかの方法を探りました。

まだ、滞納しないうちの方が色々と有利に事を運べると思い、いくつかの業者や不動産に詳しい人に聞いてみたのです。

その結果、競売による不動産の売却では現金化までに時間がかかるうえ、市場価格より安くなるケースもあることを知りました。その場合だと多額のローンが残ってしまいます。

その点、任意売却は競売より高めに売ることができます。そこで、特に任意売却に強い不動産会社に仲介を依頼することになりました。

 

任意売却専門の不動産会社に相談

何も手を打たずにそのまま問題を放置し、いずれ滞納ということになっていたら、わが家は競売にかけられ、私たち家族には大きな借金だけが残ってしまったでしょう。

今思うと、住宅ローンを滞納する確率がかなり高くなって初期の内に、できるだけ早く不動産会社に任意売却の相談をして良かったのです。

いくつかの不動産会社に任意売却の相談をしたところ、ある任意売却専門の不動産会社が、すぐに物件調査を行い査定をしてくれました。査定価格は近隣地域の相場と同じ程度です。

今回、いくつかの不動産会社に任意売却について相談をしましたが、早急に依頼をするように急き立てる会社もあれば、まずはこちらの不安な点についてじっくりと説明してくれる会社など、会社によって様々な違いがあることがよくわかりました。

依頼する会社を決める際には、売主の立場に立って良いアドバイスをくれる会社がおすすめです。

 

ローン地獄からようやく解放

任意売却の手順は複雑ですが、信頼できるプロの不動産業者に任せておけば安心です。

私が不動産会社を選ぶポイントとして重視したのは、「信頼できること」と「任意売却専門」の2点。任意売却は通常の売却と違い、金融機関などとの協議も必要なため、経験豊富な業者を選ぶことにこだわりました。

その結果、無事、ローン残高をそれほどオーバーしない金額で売却ができ、ローン地獄からようやく解放されたのです。

 

売却した後も住みたい人はリースバックがおすすめ

わが家は今回のところ、任意売却という形で住宅ローンを整理しましたが、売却した後も自宅にそのまま住み続けたい人には「リースバック」もおすすめです。

「リースバック」とは自宅を不動産会社が買い取り、売主は賃貸契約を結んだうえでそのまま住み続けられる売却サービスで、将来的に再度購入する事もできます。

引っ越しをしないため近所に知られることや、生活環境を変えることもないため、どうしても今の住宅に住み続けたいという方にはぴったりです。

 

まとめ

今回は、住宅ローンの返済が困難になってしまった場合に、任意売却を選んだ体験についてお話しました。

新居は、子供の通う学区内で運よく戸建ての賃貸物件が見つかり、以前のように新築戸建てではありませんが以前払っていた金額より安く借りられ、かなり経済的にラクになっています。

早めに手を打っていたので滞納はしなくて済み、余裕があるように見えたのか買いたたかれることもなく満足のいく価格で売却できました。

そのうち、子どもが大きくなれば妻もフルタイムで働けるようになり、いつかまた、マイホームを持てる日も来るかもしれません。

もしも、住宅ローンに困ってしまった方は、できるだけ競売を回避して任意売却することをおすすめします。

その際には、信頼できて経験豊かな任意売却専門の不動産会社を選ぶとよいでしょう。

 

 

不動産の専​​門家

Ogawa.san

現役で不動産会社を経営しています。不動産の任意売却における長年のノウハウを持っています。住宅ローン滞納の悩みがある場合は悩まずにお問い合わせください!任意売却を重点に、ブログを運営しています。