任意売却の体験談: リースバック 方法 を取ってみた

みなさんこんにちは。河内長野市在住のAと申します。
今回「任意売却」について私の体験談をお話しすることになりました。「任意売却」というのは耳慣れない言葉だと思いますが、これは住宅の「競売」を避けるためのひとつの方法です。

住宅ローンの滞納が続くと、最終的に自宅が競売にかけられ、安く買い叩かれた上で住み慣れた自宅を手離さなければならなくなります。そんな事態になることを避けるために「任意売却」という方法があるのです。

今回、私の「任意売却」に至るまでの体験談をお話しする事によって、現在住宅ローンの返済について悩んでいる方の一助になればと思っています。

「競売」に至るまでの流れ

私は妻と幼い一人娘と市内の一戸建ての住宅に住んでいました。
身分の身の丈からはちょっと高めの値段で購入し、少々無理して住宅ローンを組んだのですが、自分も会社でこれから昇給して行けばローンの返済は問題ないと踏んでいました。

ところが思いがけず会社をリストラされ、新たな就職先もなかなか見つからず、一気に収入が途絶えてしまったのです。そのため、もともと高めに組んであった住宅ローンの返済が何か月も滞ってしまいました。私はそれを、銀行から送られてきた住宅ローンの督促状で知らされました。

住宅ローンを支払えと言われても、当時は収入も貯金もほぼゼロで、滞納分をすぐさま支払える状態ではありませんでしたから、どうしたものかと思い悩み、妻の知人を通して、住宅ローンに詳しい弁護士の先生を紹介してもらい、相談することにしました。そこで弁護士先生から、住宅ローン滞納から競売に至るまでの流れを説明してもらいました。

金融機関からの督促状に応じず滞納を続けると、滞納3ヶ月後今度は「住宅ローン一括返済の請求」通知が送られてきます。そしてそこからさらに1ヶ月程すると、保証会社が契約者に代って、銀行に代位弁済を行います。

これによって借金の返済先が、金融機関から保証会社に変わります。代位弁済が行われた後もローン返済が出来ず、滞納6か月目になると、保証会社が競売の申し立てを行い、その後、裁判所から競売開始決定通知が送られてくることになります。

競売開始決定から実際に入札が行われるまで、裁判所や入札希望者による現地調査が行われるため、およそ1年位の期間がありますが、その間こちら側が何もしなければ、自動的に競売になります。

しかし競売になるのは、いろいろな意味でデメリットが大きいと、弁護士先生は教えてくれました。競売になると、売却益を借金返済に充てることはできますが、実際の市場価格のおよそ6~7割、場合によると半額程度の値段で買い叩かれるので、結局こちらの手元には多額の借金が残されることになります。

その上、裁判所が私の家を競売物件として一般公開するので、自分の家が競売にかけられることがご近所や友人・知人に広く知れ渡ることになります。妻も子もいる立場としては、そのような事態になることはどうしても避けたいと思いました。

「競売」回避の方法

そこで、「競売」回避の方法として弁護士先生が教えてくれたのが、「任意売却」という方法です。住宅ローンの返済が残っている状態でも、金融機関の合意を得れば家を売却できるという方法です。

この方法を取れば市場価格に近い価格で家を売却できますから、その分を借金返済に充てることが可能です。

ただ任意売却が出来る期間は滞納後3か月~1年以内と限られており、その間に買主を見つけられなければ結局競売になるから、競売のリスクが消えるわけではありませんが、早い段階で積極的に動けば、良い買主に出会える可能性は十分にあると説明されました。

住宅ローン返済に困ったら…競売にかかる前に任意売却は?

リースバック 方法

しかしながら私としては、この「任意売却」の方法でも結局は家を手離さなければならないことを残念に思っていました。

今の家は妻と子どもとの思い出がいっぱい詰まっており、手離すのは惜しいと思っていたのです。そのことを弁護士先生に話してみると、任意売却のひとつである「リースバック」という方法を教えてくれました。

これは、不動産投資家や専門の法人などの第三者に買主になってもらい、任意売却と同時に、買主を大家とし、売り主を賃借人として賃貸契約を交わす方法です。これならば、家主から賃貸人に立場が変わりますが、今の家にそのまま住み続けることができます。「これだ」と私は思いました。

私は弁護士先生に任意売却の「リースバック」という方法を取ってみると話しました。
その後弁護士先生から任意売却やリースバックに詳しい不動産業者を紹介され、その不動産業者や銀行と相談しながら、任意売却の手続きを進めていきました。

そして相応の値段でこの家を買ってくれ、私たち一家を賃貸人としてこの家に住まわせてくれる良い不動産投資家の方にめぐり会うことが出来ました。

売却益で住宅ローンの借金のかなりの部分を返済することができ、家賃は払っていますが、今もこれまで通り、現在の家に一家で住み続けることができています。

住宅ローン滞納から自宅を競売にかけられる人が多いと聞きますが、デメリットの大きい競売に至る前に、競売を回避し、家を売却後もそのまま住み続けることのできる「リースバック」という方法を取ることのできた私たち一家は、とても恵まれていたと思っています。

不動産の専​​門家

Ogawa.san

現役で不動産会社を経営しています。不動産の任意売却における長年のノウハウを持っています。住宅ローン滞納の悩みがある場合は悩まずにお問い合わせください!任意売却を重点に、ブログを運営しています。